『めだか本舗』さんで購入したメダカが想像していたよりもはるかにたくさん届き、当初予定していた60Lのトロ舟ビオトープひとつでは飼育しきれそうにないため新たにもうひとつビオトープを立ち上げることになりました。
→(当ブログの記事)メダカ通販サイト『めだか本舗』を初利用!発送は遅いけどおまけの多さに驚き
今回はひとつ目のビオトープと同じく60Lのトロ舟を使って、和風のレイアウトを目指します。
苔ともみじの和風レイアウトビオトープ
底床は焼成硬質赤玉土
前回の教訓を生かして赤玉土は硬質タイプ。
普通の赤玉土よりも硬くて崩れにくい優れものです。
初めてのビオトープ立ち上げ時は硬質赤玉土の存在を知らず、普通の赤玉土を底床に使って洗う時にかなり崩れてしまいました。
→(当ブログの記事)【準備編】初心者がベランダでメダカのビオトープに挑戦してみた
ひと口に硬質赤玉土と言っても色々と種類があるのでいくつかネット通販で購入して具合を確かめてみて、その中から今回は【三本線】の焼成硬質赤玉土を使うことにしました。
【三本線】の赤玉土は丁寧な焼成工程を経ているので他の硬質赤玉土と比べても質が良く硬さも十分。
トロ舟の中で洗っても普通の赤玉土を洗った時のように泥になりにくい!
そのため水が澄むのも早くていいことずくめです。
普通の赤玉土よりは少し値は張りますが、硬質タイプにしてよかったです。
→(当ブログの記事)【メダカビオトープ底床】硬質(焼成)赤玉土の色や大きさ、硬さを比較
和風レイアウトのために揃えたアイテム
石と流木
和の雰囲気を演出するため、川でいくつか流木を拾い祖母宅の庭から石をもらってきました。
レイアウトの前に良く洗います。
流木は気休め程度でもアク抜きできればと思って一応しばらく水に沈めておいたのですが、できる環境があるなら煮沸もしたほうがカビなどが生えにくくなっていいと思います。
もみじ
今回のビオトープに使うのは和風を意識した植物。
メインは苔ともみじです。
もみじはネットショップの『チャーム』さんで注文した清姫を使おうと思っていたのですが…
う~ん…?
いざ届いたものを見てみると商品画像とはかなり違う雰囲気でした。
時期的なものなのかもしれませんが鉢とのバランスを考えてもちょっと小さすぎるのでもみじは仕方なく近くのホームセンターで購入し直し。
清姫と比べるとかなり背が高いです。
ちなみにお値段は清姫の方が高いです…。
補筆…清姫は別のビオトープに使いました。
最初はちょっと貧相でしたが、だんだんと大きく立派になってきました。
石鉢
もみじ用の鉢は同じく『チャーム』で購入した石鉢。
画像左が抗火石鉢の中サイズで右が溶岩石鉢のМサイズです。
どちらも多孔質で水はけがよく根腐れしにくいのが特長で、鉢内の温度も上がりにくいんだそう。
【形状おまかせ】のため、どんな形のものが届くかわからなかったので2つ買ったんですが今回は白い抗火石鉢の方を使います。
ゴツゴツした重厚感のある見た目だけど持った感じは意外と軽く、扱いやすいです。
軽石素材の石鉢なら【いよじ園】の盆栽鉢もおすすめ。↓
→(当ブログの記事)睡蓮鉢メダカビオトープにいよじ園の軽石盆栽鉢(石鉢)を使ってみた
ミズトクサ
石鉢に植え換えたもみじはミズトクサとともに後景に配置。
ミズトクサも和のイメージを演出するにはぴったりな植物ですね。
またしても禁断の直植えです。
地下茎で横に広がる系の植物は管理が難しいというのは重々承知で、前回のウォータークローバーで懲りてはいるんですがとにかく鉢が見える感じにはあんまりしたくなかったのでこうなりました。
きっと近いうちに後悔するんだろうけどこれもまた経験ということで。
ヘアーグラスショート
ビオトープの前面に植えるのはヘアーグラスショート(チシママツバイ)。
細くてひょろっとしてる草って育てにくそうだなぁとも思ったのですが、和のイメージに合う水草というとやっぱりこれですね。
ショートヘアーグラスは水上葉だったものをほぐして水中に植えたのでちゃんと育ってくれるかちょっと心配です。
たくさん増えてうまく絨毯状に広がってくれるといいんですが。
→(当ブログの記事)越冬可で手間も少なめ!ヘアーグラスショートで作るメダカビオトープの緑の絨毯
→(当ブログの記事)【トロ舟メダカビオトープ】緑の絨毯作りにおすすめの水草、注意点など
ハイゴケとスナゴケ
今回のビオトープのもう一つの主役である苔は初心者にも扱いやすそうなハイゴケとスナゴケをセレクトしました。
ハイゴケもスナゴケも剛健で手がかからない苔らしく、何といってもこれから暑くなるベランダのビオトープに配置するわけですから、ともに暑さや乾燥に強いというのが決め手です。
画像左のスナゴケは『苔りあん』さん、右のハイゴケは『弥栄苔』さんで購入しました。
どちらのショップも送料無料の商品がたくさんあって、特に『苔りあん』さんには500円で苔が購入できるワンコインシリーズというものもあります。
私も今回それを購入しました。
テラリウムやビオトープのレイアウトでそんなにたくさんは使わないけど少しだけワンポイントで欲しいという場合などにはとても便利ですね。
苔を育てるのは初めてで、どんな風に扱っていいのかよくわからなかったのですがとりあえずもみじの鉢と周辺の石の上にぽんぽんと置いてみました。
こんな感じで乗せだけで大丈夫なのかなと思っていたら、土があったほうがいいというのを教えてもらったので一応サラッとした土を上から軽くふりかけてあります。
高気温で乾燥気味になっても今のところ枯れたりする様子はなく、状態は悪くなさそう。
→(当ブログの記事)【活着君】ビオトープのハイゴケを茶色く乾燥させずに育てるのにおすすめ
リシアボール
リシアボールは和風…とはちょっと違うけど和風に合わなくもなさそうなのでアクセントに2つほど転がしておきます。
茂ってくると気泡がたくさんつくらしいのでただその様子が見てみたい!
しかしビオトープに転がしておくだけでうまく成長してくれるかはわかりません…。CO2を添加しないとダメなのかも?
初心者なのでそのあたりは探り探りです。
リシアボールも『チャーム』さんでもみじと一緒に購入しました。
巻きたてから成長させる自信があまりなかったので本当は育成済みのものが欲しかったんですがそちらは売り切れでした。残念。
和風ビオトープの完成とその裏で苦戦したこと
右奥に石を組み上げてもみじと苔を配置し、その隣にミズトクサを植栽。
手前にはショートヘアーグラスを植えて周辺にリシアボールを転がしました。
リシアボールがまだ茂っていなかったり追加で入れようと思っていたウィローモスがまだ準備できていなかったりで、予定通りとは言えない状態ですがひとまずこれで和風ビオトープ完成です。
今回のレイアウトで苦戦したのはもみじの鉢の下の石組みとトクサの植え付けでした…。
石組みは上に乗せるもみじが水に浸からないよう安定させながら高さを出すのが非常に難しかったです。
こういうのをセンス良くくみ上げられる人が羨ましい!
トクサは鉢から出して土がついたままの状態で一度植えていたんですが、水が富栄養化しないようにやっぱり土は落としておいたほうがいいかもと思って植え直しました。
これがまた根は詰まってるし土の絡みはすさまじいしどこを切ったらいいかわからないしでなかなか大変な作業になりました。
しかもすでにほかのレイアウトも全部終わって水を張ってる状態からの植え直しだったので周辺の崩れと修正がすごくめんどくさかったです。
いらんことしたな…とちょっと後悔しました。
初めからちゃんと準備、計画しておくことが大事ですね!
ひとつ目のビオトープよりも準備やレイアウトに手がかかった今回の和風ビオトープ。
なんだかんだとバタつきましたが、引っ越してきたメダカたちは快適そうに泳いでくれているのでよかったです。
あとはできるだけ荒れないように水がきれいな状態で維持できればいいなと思います。
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#メダカ #ビオトープ #レイアウト
