昨年、睡蓮鉢を使ってメダカビオトープを立ち上げました。
素材には見た目がきれいで掃除がしやすい珪砂、水質浄化効果が期待できる溶岩石、かわいい軽石盆栽鉢などを使用。
溶岩石にウィローモスとリシア、ハイゴケを配置
溶岩石の水面から見えている部分には、最初はウィローモスとリシアを適当に配置し、1か月くらいしてからハイゴケをちょっぴり乗せました。
しかし、最初の内はアオミドロみたいなドロドロが発生したり、苔もなかなか育たなくて、見た目はいまいち。
その後、ビオトープを立ち上げてしばらくすると、どこからか来たカエルが住み着き、休憩場所として利用するようになりました。
➡(当ブログの記事)メダカを食べる?ビオトープに棲みつくツチガエルの特徴と注意点
溶岩石とハイゴケの相性の良さ
変化があったのは秋頃。
だんだんと苔(主にハイゴケ)の面積が増えてきて、溶岩石が露出している部分が少なくなってきたことに気づきました。
そして、冬が終わった3月のある日に様子を見てみると、ハイゴケやウィローモスが溶岩石にビッシリ活着してフサフサの状態に。
全体に散らばっている細い髪の毛みたいなのは観賞用アスパラガスの仮葉です。
1月頃までは寒さにも耐えていたけれど、2月頃に急に枯れてしまいました…。
一方、苔類(主にハイゴケ)は元気いっぱいで、冬の寒さを物ともせずに他のビオトープでも見たことがないくらいに太く長く育っています。
さらにハイゴケを拡大してみると…
元気なハイゴケってこんな感じなんですね。毛糸みたい。
この睡蓮鉢ビオトープの環境は、秋から冬にかけては朝~昼に日光が当たり、それ以外は日陰というハイゴケにとって絶好の条件。
それに加えて、溶岩石の凸凹の形状や多孔質で水はけが良いという特徴と、エアリフトポンプで常に栄養を含んだ水を供給していたことがハイゴケの活着・成長に一役買ったのかもしれません。
➡(当ブログの記事)エアリフトポンプでメダカビオトープをもっと楽しく!メリット・デメリットと使い方
今回の経験を他のビオトープ作りに活用
夏場になると直射日光が当たる時間が長くなるので、もしかしたらハイゴケが枯れる可能性もありますが、今のところ溶岩石とハイゴケの相性はかなり良いと言えます。
メダカビオトープを続けていく中で、ハイゴケを枯らさずに育てるのは意外と難しいことが分かっているので、今回の成功体験を他のビオトープにも活用し、より良いビオトープ作りを目指したいと思います!