ベランダビオトープを始めて約1か月。
1か月前に注文した本命メダカたちはまだ到着する気配はなく、パイロットフィッシュとミナミヌマエビ、そして水草を眺める毎日です。
わずか1か月でもビオトープには少しずつ変化があり、特に水草の成長には目をみはるものがあります。
今回は立ち上げから約1か月経過したベランダトロ舟ビオトープの水草の様子を紹介したいと思います。
立ち上げから1か月後のビオトープ
ビオトープ内の水草たちの成長
立ち上げ当初は↑のような光景だったトロ船ビオトープ。
それが約1か月でこんな感じ↓になりました。
ビオトープ立ち上げの際に入れた水草はホテイアオイ、ウォーターバコパ、ウォータークローバームチカの3種類。プラスαで少し遅れて貰い物のアマゾンフロッグピットを入れました。
それぞれの1か月の成長を見ていくと…
ホテイアオイ
ホテイアオイはあまり場所をとらないようにできるだけ小さなものを選んだつもりでしたが…
何だか知らない間にじわじわ株が増殖してかなり立派な姿になってます。
こんなスピードで大きくなるんですね。
さらに成長に合わせて根っこも伸び放題増え放題ですごいことに。
そのうち根っこを間引いたり株分けをしたほうがいいかもしれません。
ホテイアオイの株分けは意外と簡単で、子株に根が生えてきたら茎部分を切り離すだけです。
根っこも案外ばっさりカットしても平気みたい。
ただモッサモサのホテイアオイの根っこはミナミヌマエビたちに大人気でよく根っこの隙間でツマツマしているようなのでこのまま放置するか悩むところです。
ウォータークローバームチカ
同じくミナミヌマエビに人気なのがウォータークローバームチカ。
水面に浮いたメダカのエサがクローバーの葉のフチや裏にくっつくので、エビたちは葉の裏にしがみついてそのエサを食べている様子。
なかなかいい隠れ場所にもなっているようで見ていてとても和みます。
それにしてもウォータークローバーはとにかく成長が早い!ホテイアオイの比じゃないくらい。
あっという間に勢力を広げてどんどん葉が出てきます。
隙間をぬって思わぬところに茎を伸ばして根付いてくるのであまり広げ過ぎたくない場合はこまめにカットしないといけません。
ウォーターバコパ
ウォータークローバーに比べてゆっくりめの成長ではありますがウォーターバコパも着実に大きくなってきました。
初めは全体的に背が低かったのでこういうものかと思ってたらちょっとずつ上に伸びてきて今ではトロ舟のフチからはみ出しています。
もう少し深めに植えたほうがよかったかもしれないけど頭が水面に出ていないと花が咲かないらしいので調整が難しいところ…。
しかしバコパがある浅瀬は今やメダカたちの休憩所?として人気のスポット。
浅めに植えたのも結果的にはよかったかな。
バコパは伸びてきたらテキトーに切って挿し木や切り戻しで簡単に株を増やせるそうなのでそれもそのうち試してみたいと思います。
アマゾンフロッグピット
お隣さんにパイロットフィッシュのメダカたちと一緒に分けてもらったのがアマゾンフロッグピット。
これは結構な勢いで増えると聞いていたので注意深く見ていたんですが予想に反してなかなか大きくもならず増殖もせず…。
葉の一部が溶けたり根っこに何かぬめっとしたのが付着してきていました。
もうダメかもと思いつつダメもとでいくつかミナミヌマエビの飼育箱に入れておいてみたところ…
なんかきれいになって一気に大きく、さらに新しい株までできてきました。
どうやらエビたちが悪くなった葉を食べ、根っこの付着物も取り除いてくれたようです。
ミナミヌマエビはアマゾンフロッグピットの根っこが好物らしく、確かにちょっと根っこは短くなってしまっていましたが水草の状態自体はかなり良くなりました。
エビたちの働きに感謝。
キレイになったアマゾンフロッグピットはトロ舟内に戻して、残ってたイマイチなやつをまたエビたちに預けようと思います。
アマゾンフロッグピットは水面が揺れている環境では育ちが悪くなるという特性もあるみたいなのでトロ舟内のものがイマイチ成長しなかったのはそのせいもあるのかも。
さらに葉の様相は水中の栄養状態に関係していて、富栄養化した水ではトロ舟内のアマゾンフロッグピットのように黄色っぽく筋模様が多い葉になるという情報もありました。
トロ舟内の富栄養化は気なるところですが、水中の栄養状態を測れるとはなかなか興味深い水草ですね。
ニューラージパールグラス
パールグラスはネットで購入しようと思っていたんですが近くのホームセンターにちょうど入荷したところだったので思わず衝動買い。
特にレイアウトのプランを決めていたわけじゃなかったのでとりあえず一番日当たりのいい水中スペースに植えることにしました。
部分的に緑の絨毯ができたらいいな~という目論見だったんですが…
株分けるのめんどくさっ…!
土を洗い流しても根っこがめちゃくちゃ絡んでるのでほんとに気が遠くなるような作業でした。
途中で心が折れて若干テキトーな分け方になってます。
これは育苗ポットから出してそのままの形で植えるんじゃない場合はすでに分けられてパックで売られているものを購入したほうがいいなと思いました…。
必死の思いで分けたパールグラスは間隔をあけて赤玉土の底床に。
こういう形で水草を植えるのは初めてだったのでこれで大丈夫なのかちょっと不安ですが、何度も浮かんでくるパールグラスにイライラしながらも一応作業完了。
あとは上手く横に広がって絨毯状に成長してくれることを祈るのみ。
全部は植えきれなかったので残りは流木のくぼみにばらまいてみました。
これもうまく根付くかわかりませんが、実は今一番成長が気になってます。
雨が多くなって日光が足りてないせいか底床に植えたパールグラスも成長が鈍そうな感じなので気長に待つしかないですね。
YouTube動画
まとめ
驚くほど成長が早いホテイアオイとウォータークローバームチカは1か月でどんどん増えてミナミヌマエビたちの人気スポットになりました。
ウォーターバコパはゆっくりじわじわと成長してきてもうすぐ花も咲きそうです。
ミナミヌマエビたちの掃除のおかげで元気になったアマゾンフロッグピットは順調に増殖中。
富栄養状態下でさらに水面が揺れていると育ちが悪くなるということは新発見でした。
パールグラスは梅雨時期で他の水草たちよりも後から入れたこともありまだ大きな成長の兆しは見えませんが、上手く増えてくれたらメダカやエビたちにとってもビジュアル的にも絶好の場所になりそうです。
どの水草も寒さには弱く、5~7月ごろが一番育ちやすい時期だと思うので今のうちにしっかり大きくなってきれいな姿を見せてほしいですね。
参考にさせていただいた記事・サイト
- 続メダカ飼育|株式会社めだか本舗
- 水草水草.com