今回、メダカやエビを飼育するビオトープの水を使い、サラダほうれん草とサンチュをハイドロボールで育てるアクアポニックス風の屋外「水耕栽培(すいこうさいばい)」に挑戦しました。
これまで野菜を育てた経験がないのできちんと育てられるか不安ですが、チャレンジしてみたいと思います。
水耕栽培とは
水耕栽培は土を使わずに水に溶かした液体肥料で植物を育てる方法です。
水耕栽培にはいくつかの方法があります。
- 固形培地を使う方法:ハイドロボールやロックウールなどの固形培地に植物を定植し、養液を循環させる方法。
- 培地を使わない方法:植物の根を養液に直接つける方法。NFT(薄膜水耕)、DFT(深液水耕)、エアロポニックスなどがあります。
また、魚やエビなどの飼育水を肥料として利用し、植物が水を浄化する循環型のシステムを「アクアポニックス」と言います。
材料の準備
使用した材料は以下の通り。100円ショップを活用すれば低コストで水耕栽培を始められます。
- ザル付きタッパー(セリアで購入)
- ハイドロボール中粒(ダイソーで購入)
- サラダほうれん草とサンチュの種(ホームセンターで購入)
- メダカビオトープの水
ハイドロボールとは粘土を高温で焼成した多孔質の球状の固形培地です。水耕栽培で広く使われており、水はけが良く、根に酸素を供給しやすいという特徴があります。
ハイドロボールはセリアでもダイソーでも販売されていますが、ダイソーの方が量が多いのでおすすめです。
粒の大きさは小粒でも中粒でも問題ありません。私は今回中粒を選びました。
水耕栽培の手順
まず、ザルに適量のハイドロボールを敷き、表面を平らにならします。
次にサラダほうれん草とサンチュの種を適度な間隔でパラパラと蒔きます。
蒔き終わったらビオトープから水を汲んでハイドロボールの層の半分程度が水に浸かるように与えます。
成長の経過
種を蒔いて数日すると、ハイドロボールの隙間から芽が出てきました。
その後も順調に生育し、だんだんと大きくなっていきます。ザルの底からは根が伸びているのが見えました。
メダカやエビの排泄物による養分を含んだ水が野菜の生育を助けてくれているようですね。
ビオトープの水は定期的に量をチェックし、減ってきたと感じた時に追加するようにしました。
今のところ肥料を使わずにサラダほうれん草とサンチュを育てることができています。このまま収穫まで漕ぎ着けられるか経過を見守りたいと思います。
ビオトープの水だけで野菜は育つのか?
ビオトープの水にはメダカやエビの排泄物に由来する窒素やリンなどの養分が含まれており、植物の生育に必要な三大栄養素が揃っているので、肥料を使わずに野菜を育てられる可能性があります。
ただし、養分のバランスや濃度は不明なので、通常の肥料を使う水耕栽培ほどの収穫は望めないかもしれません。屋外での栽培のため、病害虫の発生リスクもあります。
とはいえ、ビオトープの水を有効活用して無農薬&完全無肥料の野菜を育てられるのはやはり魅力的ですね。
さいごに
魚や水生生物を飼育した水を使えば、肥料なしでも野菜の水耕栽培ができる可能性があります。これは生態系の循環を家庭菜園に取り入れる面白い試みだと思います。
野菜づくり初心者の私にとってしっかりと育てられるかどうか不安もありますが、育てた野菜を収穫して食べるのが楽しみです。
今後も観察と記録を続けて「メダカビオトープ×水耕栽培」の可能性を探ってみたいと思います。水耕栽培には様々な方法があるので、また違う方法にもチャレンジしてみたいですね。