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メダカ・ビオトープ

メダカが好きな産卵床はどれ?おすすめはコスパ最高のセリア

昨年の4月頃に新型コロナの自粛期間が退屈だったのでメダカ飼育を始めました。

まずは60リットルのトロ舟(プラ舟)を利用してビオトープを作成。

(当ブログの記事)【準備編】初心者がベランダでメダカのビオトープに挑戦してみた

そこから、2個目3個目…と増えていき、現在はトロ舟ビオトープが5個、発泡スチロール飼育箱5個の計10個を管理しています。

メダカ沼おそろしや…。




メダカの繁殖に挑戦

バコパとウォータークローバーのビオトープ

ただ、これまではメダカをたくさん増やそうという考えはありませんでした。

やっていた事といえばビオトープ内で見つけた稚魚を別容器に移すくらいのもの。

私がメダカの繁殖に力を入れなかった理由は、最初にめだか本舗という通販ショップを利用した際に予想以上に大量のメダカが送られてきたことと、メダカが思っていたよりかなり丈夫な生き物で大事に育てていれば死ぬことはめったになく、数が全然減らなかったことです。

(当ブログの記事)メダカ通販サイト『めだか本舗』を初利用!発送は遅いけどおまけの多さに驚き

けれども、メダカの寿命は2~3年なので、現在飼育しているメダカたちもあと1年ちょっとで死んでしまうでしょう。

何も対策を取らなければ、徐々にメダカの数が減っていくかもしれません。

それと、自然に任せた状態で生まれてきた子供メダカってあまりきれいではないんですよね。

メダカのプロは種親を適切に「選別」しているため、美しい子供が生まれる確率が高くなります。一方、私のように選別せずに適当に卵を産ませた場合は、当然ながら美しい子供が生まれにくいのです。

現在飼っているメダカの中には気に入った柄の個体が数匹います。そこで、その子に似たメダカがたくさん生まれることを期待し、きちんと種親を選別してメダカを繁殖させることにしました。

メダカ繁殖用水槽にソーラーエアレーションを導入

今回繁殖させるのはめだか本舗で購入した【濡烏~陽之印~】という改良メダカです。

色とりどりのラメは共通ですが、頭や背中の一部が赤(オレンジ)っぽかったり、全身が琥珀色や黒っぽかったりと柄や色は三色メダカのようにそれぞれ違うのが面白い。

(当ブログの記事)めだか本舗で買った濡烏・プラチナブルー他の1年後の様子

現在50匹くらいいる濡烏の中から体型が立派で柄が好みのものを選別。上画像の左上のオレンジの部分の面積が広くてキラキラしている子が私のお気に入りです。

40リットルくらい入る容器にザルに入れた赤玉を沈め良い水を作ってから選別した親を投入。

最初は警戒心が強くジッとしていることも多かったけれど、エアレーションを導入してからは餌の食いも良くなり元気一杯です。

(当ブログの記事)メダカビオトープにソーラーエアレーションを導入!暑さ・濁り対策に効果的?

3種類のメダカ産卵床を比較

メダカが元気に暮らせる環境を整えたら、あとはメダカが産んだ卵を付ける【産卵床(さんらんしょう)】を用意するだけ。

産んだ卵をくっつける産卵床がないと親から離れた卵は水底に落ちていくので回収が面倒だし、他のメダカに食べられてしまう可能性も高くなるのでメダカの繁殖には必須のアイテムです。

【セリア】メダカの産卵床+プールスティック

今回用意した産卵床は3種類。

1種類目は100均ショップの【セリア】で販売されている【メダカの産卵床】【プールスティック】で作った産卵床です。

100均ショップセリアのメダカの産卵床とプールスティック

セリアメダカの産卵床説明書き

【メダカの産卵床】は7×11cmの硬めのポリエステル不織布が12枚入った商品。

これをハサミで好みの幅に切って丸め、発泡スチロールなどの浮かぶ素材に差し込めばOK。

【メダカの産卵床】用に【メダカうきわ】というEVA素材の輪っかが販売されているようなのですが、残念ながらうちの近くのセリアにはありませんでした。

なので、代用として【プールスティック120cm】を使用。コスパ的には12個入りの【メダカうきわ】よりも何十個も取れる【プールスティック】の方が良いですね。

メダカの産卵床をつくるためにセリアのプールスティックを輪切りにする

【プールスティック】を柳葉包丁で刺身を切るようにカットし、丸めた【メダカの産卵床】を差し込めば…

セリアで売っている材料でつくったメダカの産卵床

1個あたり10円程度で作れる激安産卵床の完成です。

セリアにはメダカの産卵床キット以外にも黒いメダカボウルなど、使えるメダカグッズがたくさん。

最近のバカみたいなインフレや円安で100均ショップは本当に大変だと思いますがこれからも便利なグッズを安く販売してほしいですね。




【カミハタ】メダカのうずまき産卵床

2種類目の産卵床は【カミハタ】【メダカのうずまき産卵床】

カミハタは世界屈指の観賞魚用品ブランドで、メダカ関連でも飼育箱や飼料(キョーリン「Hkkari」ブランド)などいろいろな商品を販売しています。

カミハタ メダカのうずまき産卵床

カミハタ メダカのうずまき産卵床 セット内容

セットにはうずまき産卵床が3個作れる部材が入っています。

【うずまき産卵床】はAmazon価格で1個あたり400円弱と結構なお値段がしますが、100均で作れるような安い産卵床とそれなりの値段の有名メーカーの産卵床の違いはどれくらいなのかと思い奮発して買ってみました。

パッケージ裏の説明には「一般的な産卵床と比較して産卵数、孵化率ともに良い結果が得られました」とデータ付きで記載。

カミハタ メダカのうずまき産卵床 説明書き

自社データでは産卵数は一般的な産卵床が102個に対してカミハタのは191個、孵化率も62%に対して92.9%と圧倒的な差が確認できたようです。

カミハタ メダカのうずまき産卵床 作り方

作り方は硬めのナイロン素材メッシュを好みの幅に切って、フロート部分になるスポンジにピッタリと沿わせて巻き込んでいき、最後に結束バンドで固定。

「巻き込む」という作業が少々難しく手間取りましたが無事完成しました。

カミハタ メダカのうずまき産卵床 完成

製品の特長は…
①フロート部分を幅広く設計、日陰ができることで、メダカが安心して産卵できる
②メッシュをうずまき状に巻き付けることでメッシュ部分に適度な空間ができ、メダカが産卵しやすくなっている
③耐久性が高いナイロン素材のメッシュを使用。通水性が良く孵化率を高める
とのことです。

【水草】ホテイアオイ

最後、3種類目の産卵床は【ホテイアオイ】

ホテイアオイ

ホテイアオイは水面をぷかぷかと浮かび漂う浮遊植物です。

(当ブログの記事)トロ舟メダカビオトープで育てている水草12種+αを紹介

冬の寒さには弱いですが、日当たりさえ確保できればどんどん大きくなる丈夫な水草で、葉が水面を覆うことによる夏の暑さ対策、高い水質浄化効果など、ビオトープに入れておくだけでたくさんのメリットを受けられます。

ホテイアオイ 株分け

株分けは細長い紫色の茎(ストロン)を切れば簡単にできます。

さらにヒゲ状の根はメダカの産卵床の役割も果たす優れもの。

柔らかいのでメダカの体を傷つけることはなく、良い感じに密集しているので産み付けられた卵が他のメダカに食べられにくいのもグッド。

総合的に見てもメダカとの相性がトップクラスに良い水草だと思うので、見た目さえ問題なければ超おすすめです。




【結論】メダカたちのお気に入りはホテイアオイ、おすすめはセリア

メダカの繁殖用水槽

セリア、カミハタ、ホテイアオイの3種類の産卵床をメダカの繁殖容器に入れて、メダカたちがどの産卵床にたくさん卵を付けるのかを観察してみました。

 

結果、一番たくさんの卵が付けられていたのはホテイアオイ。

ホテイアオイの根に産み付けられたメダカの卵

フサフサの柔らかい根にはメダカの卵がいっぱい。特に根元周辺にはたくさん付いていました。

メダカたちの動きを見ていても、メスたちが頻繁にホテイアオイの根の中に潜っていたので、ホテイアオイの根にはメダカのメスを引き寄せる魅力があるのでしょう。

ホテイアオイの弱点は卵がやや見つけ辛いのと、根が細かいので卵を回収する時若干取り辛いところ、あとは力を入れるとプチっと簡単に切れてしまうところなど。

 

二番目に卵が付いていたのはセリアの産卵床。

セリアのメダカの産卵床に産み付けられたメダカの卵

卵の数はホテイアオイには負けますが、こちらは卵を視認しやすく手で取りやすいのが大きなプラスポイントだと思います。

 

最後はカミハタの産卵床。

カミハタ メダカのうずまき産卵床に産み付けられたメダカの卵

カミハタの産卵床は残念ながら我が家のメダカ様たちのお気に召さなかったようで前述の2種類に比べると付いていた卵はかなり少なかったです。

それと、素材の色や形状、水滴と区別がつきにくいなどが理由で卵が見にくく感じました。

商品説明に孵化率のデータが記載されていることから、多分この産卵床は”親抜き”をして産卵床に卵を付けたまま孵化させるタイプだと思うので、その場合は視認性の悪さは問題にはならないのかもしれませんが、我が家のように卵を一粒ずつ回収して別容器で稚魚を育てる場合はまあまあのデメリットかと。

親抜き

産卵床に卵が付いているのを確認したら卵を取り出す(採卵)のではなく、繁殖容器から親だけを抜いて、繁殖容器で卵を孵化させる方法。

産卵床に産み付けられず水底に落ちてしまった卵も孵すことができるなど孵化数も増え、手間もかかりにくいのが大きなメリット。

我が家のメダカたちはあまり気に入らなかったようですが、自社データでは産卵数も一般的な産卵床の2倍近かったようだし、商品ページの画像を見ても卵がびっしり付着していたのでメダカたちの好みの問題なのかもしれません。

<↓メダカ繁殖容器と産卵床の様子 5:00~>

以上、メダカの繁殖容器に3種類の産卵床を入れて観察した結果、我が家のメダカたちの一番のお気に入りはホテイアオイでした。

ただし、視認性や採卵のしやすさなどはセリアの産卵床に軍配。

個人的には1個10円程度で簡単に作れ、付いていた卵の数もまずまず、採卵もしやすいコスパ最高のセリアの産卵床がおすすめですね。

そこそこの値段がする市販の産卵床は、カミハタの他にもGEXの【メダカ元気 卵のお守り産卵床】、スドーの【メダカの産卵まり藻】など、数種類販売されているので、興味のある人は検討してみてください。

参考にさせていただいた記事・サイト

この記事を書いた人
ガガ

猫飼い歴30年以上の猫好き、生き物好きで、スポーツや読書、料理、調べものが趣味。
野球とサッカーは観戦するのもプレーするのも好きです。
料理は作るのも食べるのも好きですが甲殻類アレルギー持ちです。

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