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食品

金芽米の炊き方は浸水が重要!白米との違いやグレードも解説

最近はパン派の人が増えていますが、私はやっぱりお米が大好きです。朝・昼・夜とお米を食べると元気が出る気がします。

そこで今回は、私が数年間愛用しているお米を紹介します。それは、和歌山に本社を置く「東洋ライス」が販売している「金芽米」(きんめまい)です。

この記事では、金芽米の炊き方とメリット、グレード・品種について解説します。ぜひ参考にしてください。

金芽米の特徴や白米との違い

お米の中でも栄養価が高い金芽米とは

東洋ライス金芽米ハイセレクト4.5kg

金芽米とは、うまみ層の「亜糊粉層」と栄養層の「金芽」を残した新しい精米法のお米(無洗米)です。

亜糊粉層にはうまみ成分が、金芽にはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

金芽米とは

金芽米には普通の白米と比べて様々なメリットがあるので、よほどカツカツの時以外は金芽米を買うようにしています。

東洋ライス金芽米見た目

金芽米ハイセレクトのお米の見た目はこんな感じ

金芽米と白米の違いは?

金芽米と普通の白米との主な違いは以下の3つです。

白米との違い①

●金芽米にはビタミン、食物繊維、オリゴ糖など、栄養素がたっぷり

金芽米は白米と比べてビタミンB1が約7倍、食物繊維が約1.8倍、オリゴ糖が約12倍など、栄養に優れています。

白米との違い②

●金芽米は同じご飯の量でもカロリーと糖質が少ない

金芽米は亜糊粉層が水分をたくさん吸収するので、白米と比べてカロリー17%、糖質14%カット。

  • 金芽米100gあたりカロリー140kcal、糖質31.7g
  • 白 米100gあたりカロリー168kcal、糖質36.8g
白米との違い③

●金芽米のほうが甘い(美味しい)

同じ田で収穫した同じ銘柄のお米でも金芽米にすることで甘みがアップ。

注目の免疫ビタミン「LPS」とは?

金芽米と白米の栄養素の違いについては食べただけでは分かりませんが、きちんと分析しての発表なので間違いはないでしょう。

ビタミンB1や食物繊維、オリゴ糖以外でも、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、カリウム、LPSなどで金芽米は白米を大きく上回っています。

その中でも特に注目されているのが、免疫ビタミンと呼ばれ、体の自然免疫力を強化し病気やウイルスに負けない体づくりに役立つと言われている「LPS」(リポポリサッカライド)です。

LPSには、ウイルスや老廃物、ガン細胞などを取り除く働きをしている免疫細胞「マクロファージ」を元気にする働きがあります。

私たちの体では、赤ちゃんから老人まで共通して、1日に約5,000個ものがん細胞が出来ていると言われています。しかし異常な細胞は、免疫細胞のマクロファージとNK細胞が日夜監視し処理してくれています。がんの発症が加齢やストレスで増加するのは、免疫機能が衰えマクロファージとNK細胞が正常に働かなくなるため。LPSにはマクロファージだけでなくNK細胞も活性化させるため、がん予防に有効です。

また、LPSは抗がん剤の効果を上げることも分かっています。がんを治療するための化学療法剤は、がん細胞と同時に正常な細胞にもダメージを与え、免疫細胞も衰えてしまいます。そこでLPSを投与することで、免疫細胞を活性化させ、抗がん剤の効果を高めるのです。

引用:LPSとがん予防|一般社団法人 日本LPS免疫協会

LPSは、主に玄米や小麦といった穀物に多く含まれていますが、皮の部分(ヌカ層と亜糊粉層)に多く含まれているため、精製された白米や小麦粉にはあまり含まれていません。

そのため、LPSを効率良く摂取するには、玄米や金芽米(金芽米は白米の約6倍のLPSが含まれている)がおすすめです。

また、穀物以外では、微生物が豊かに生息する海でとれる海藻(メカブなど)や、多くの微生物が共生する土壌で獲れる野菜・豆類・穀物(レンコンなど)にもLPSが多く含まれています。

これは、LPSが主に土壌に含まれる「菌」に由来する成分というのが理由です。

LPSは加熱しても分解しないので、普通に調理しても摂取できます。

その他、理由はよく分かりませんが金芽米を継続摂取する事で便通が改善したという試験結果が発表されています。

普段の米飯を金芽米に変更することにより便通の改善する効果が成人においても確認されました。一方、便通との関係が指摘されている腸内細菌群については変化が認められませんでした。
以上の結果から、無作為に選んだ15名の被験者のうち、金芽米を1日1食以上、1か月間継続して摂取することで、腸内細菌叢への影響を「介さず」に便通を改善したことが明らかになりました。今回得られた知見により、腸内細菌叢の改善とは独立した便通改善の手法が期待されます。

引用:金芽米の継続摂取による便通改善を「ヒト試験」で実証

金芽米の炊き方のコツと効果

公式サイトを見ると、金芽米と白米では金芽米の方が甘みがあって美味しいと紹介されていました。

けれど、私はつい最近まで金芽米ってあまり美味しくないというか、むしろまずいと思っていたんです。 

値段はそこらの米よりも高いのに美味しくないなと。

栄養やダイエット面を考慮して仕方なく買ってるけど、それがなければ絶対買わないと思いながら食べ続けていました。白米より美味しいとか絶対嘘だと。

しかし、本当につい最近、今まで金芽米がおいしくなかった理由が判明しました。

金芽米は浸水すると甘みや食感がアップして美味しくなる

金芽米を美味しく炊くための炊飯ルール

それが上画像の赤線で囲った部分。

浸水…1時間程度浸水することで、よりおいしく炊き上がります。

この「浸水」という工程がすごく重要!

というより金芽米の炊き方はこれだけ守ればある程度どうにでもなるレベルです。

「よりおいしく」とかいうソフトな書き方をせずに赤字で記載するなり、もっと強調・強制してほしかった…。

 

浸水すると、金芽米の亜糊粉層に水分が吸収されてふっくらとします。また、金芽の甘みや香りも引き出されます。

しっかり水に浸して亜糊粉層に吸収させることで甘みが増し食感も良くなり、さらに翌日も浸水なしと比べると味の劣化が少なくなります。

金芽米カップ

浸水さえしっかり行えば、後は通常のカップより1割程度用量が少ない専用の金芽米カップでお米を計り、水は普通の白米と同じ量を入れて炊くだけで美味しいお米が食べられます。

ニトリ一人鍋で炊いた米

金芽米がまずいと思いながら我慢して食べている人は浸水をしっかり行ってみてください。

金芽米のグレードと味の違い

金芽米はお米の品種の名前ではなく、玄米から亜糊粉層と金芽を残したお米の「総称」を指します。

なので、こしひかりの金芽米やあきたこまちの金芽米、つや姫の金芽米など、有名なお米を金芽米にしたものが販売されているのですが、私がいつも食べているのは「ハイセレクト」というブレンド(複数原料米)金芽米です。

ブレンド金芽米は、複数の品種や産地のお米を混ぜて作られた金芽米で、「ブレンドされた米の品種」でグレードが決まります。

ブレンド金芽米のグレードと値段の関係

私が最初にハイセレクトを選んだ理由は「他の金芽米より安かった」からです。

ブレンド金芽米にも種類があり、私が現在食べている「ハイセレクト」のほかに「ベストセレクト」、「ゴールドセレクト」が販売されています。

現在の値段でハイセレクトが9kgで4480円、ベストセレクトが5330円、ゴールドセレクトが6400円と、同じブレンド金芽米でもこれだけの差があります。※ベストセレクト&ゴールドセレクトは10kgです。

この値段の差はブレンドされているお米の品種や質の差です。

ブレンド金芽米に使われている品種と味の違い

それぞれのブレンドにどのようなお米が使われているのかは、東洋ライスの公式サイトで完全に公開されています。

精米された玄米例は以下の通りです。

ハイセレクト 2023年11月20日〜

・5年産埼玉県産彩のきずな
・5年産島根県産きぬむすめ
・5年産山形県産きんのめぐみ
現在ハイセレクトに入っているお米➡金芽米 ハイセレクト使用原料|東洋ライス公式

ベストセレクト 2023年11月20日〜

・5年産島根県産きぬむすめ
・5年産埼玉県産彩のきずな
・5年産岩手県産ひとめぼれ

現在ベストセレクトに入っているお米➡金芽米 ベストセレクト使用原料|東洋ライス公式

ゴールドセレクト 2023年11月01日〜

・5年産長野県産コシヒカリ
・5年産山形県産つや姫
現在ゴールドセレクトに入っているお米➡金芽米 ゴールドセレクト使用原料|東洋ライス公式

ハイセレクトは超有名ではないものの味に定評のあるお米、ベストセレクトは知名度、味ともに実績のあるお米、ゴールドセレクトは誰もが知っているであろう品種と産地の人気ブランド米がブレンドされています。

ちなみに東洋ライスとタニタ食堂のコラボ商品「タニタ食堂の金芽米」も上記と同じブレンド金芽米で、2019年5月13日~6月9日の間に使われていた玄米は・30年産 岩手県ひとめぼれ・30年産 長野県コシヒカリ・30年産 鳥取県きぬむすめ、といった感じです。

単一米よりもブレンド米が美味しいという人もいるし、その逆もありけりなのでいろいろ試して味と値段のバランスが良いもの、自分の口に合うものを探してみてください。

個人的には、楽天スーパーセール時に購入した新潟県産コシヒカリの金芽米は、他のグレードとは比べ物にならないほど美味しかったです。

お米の一粒一粒がしっかりとしていて、ツヤもよく、甘みが強いのが特徴でした。

(当ブログの記事)金芽米のおすすめグレードは?味と価格のバランスを考察

金芽米ハイセレクトの評判・口コミレビュー

金芽米ハイセレクトの評判・口コミレビュー

金芽米ハイセレクトの楽天市場レビューを見ると5500件以上で総合評価は☆4.75でした。☆5の割合は約80%とほとんどの人が高評価で☆2以下の悪い評価は14件と2%程度。

高評価の多くは「手間のかからない無洗米なのに比較的美味しい」「健康に良い」など、低評価は価格面や味についてでした。

『金芽米ハイセレクト』のレビューをもっと見る(楽天市場)

まとめ

以上が私がここ数年気に入って食べている金芽米についてのいろいろです。

最初は健康のためだけに食べ続けていたのですが、炊き方を知ってからは味の面でも満足しています。

金芽米ごはん

金芽米炊き込みご飯

柔らかくて甘みがあるお米が食べたい時は水の量をちょっと多めにしたり、炊き込みご飯など一粒一粒をきちんと主張させたい時は少し水の量を減らしてみたり。まあどんなお米料理でも美味しく食べています。

スーパーで売られている家計応援米的なやつに比べるとかなり高いなあとは思いますが、値段以上にたくさんのメリットがあるお米だと思うので、健康に気を使っている人やお米は好きだけど体重が気になるような人には超おすすめです。

ががね
ガガ

美味しくて体にも良いので、これ以上に優れたお米が販売されるまでは続けていくつもりです。食事の基本はやっぱりお米。

参考にさせていただいた記事・サイト

この記事を書いた人
ガガ

猫飼い歴30年以上の猫好き、生き物好きで、スポーツや読書、料理、調べものが趣味。
野球とサッカーは観戦するのもプレーするのも好きです。
料理は作るのも食べるのも好きですが甲殻類アレルギー持ちです。

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