我が家の冷蔵庫には絶対切らすことがない食品が数種類あります。
卵、納豆、麦茶、オレンジジュース、野菜ジュース、そしてこの記事の主役【刻みネギ】です。
刻みネギは体に良いのは当然として、数多くの料理に入れられる汎用性の高さがとても魅力的。
特に納豆や麺類等を食べる時にはなくてはならないものですね。
刻みネギの弱点はすぐに腐ってしまうこと
しかし、刻みネギには大きな弱点が…。
それは買ってきてから数日で腐ってしまうこと。
特にスーパーなどで売られているカットネギは買ってきた状態のまま保存しておくと2~3日でダメになっていることさえあります(ぬめりが出て臭くなる)。
冷凍すれば長持ちはするけれどなぜか味気なく、しかも冷凍庫臭い…。ネギは香りが重要だと思うのでそれ以来冷凍はしなくなりました。
冷蔵庫で1か月というのは贅沢ですが、何とか1週間程でももたないものかと考え、いろいろと試行錯誤を繰り返した結果…
刻みネギをザル付きタッパーで保存
こんな保存容器に入れるという結論に達しました!
普通のタッパーにザルのようなものがついているので【ザル付タッパー】とでも呼ぶのでしょうか。
いつもネギを切った後ザルに移してきれいに洗浄していたのですが、100円ショップでこのザル付タッパーを見つけたとき皿に移し替える工程を削れると思って使いはじめたのがきっかけです。
この容器に刻みネギを入れて保存すると、なんと3日経っても腐ることなく新鮮なままでした。
最初はたまたま買ってきたネギがいつものものより新鮮で長持ちしたのかなくらいにしか思っていませんでしたが、さらに2日程経っても鮮度がある程度維持されていたのでさすがにこれはおかしいと思った次第です。
おそらく保存中に刻みネギから出た水分がザルを抜けて下部分に留まりザルの上のネギに接しないことで細菌の増殖を防ぐことができたのかなと。
食べ物を腐らせるのは当然細菌の働き。
細菌の増殖を抑えることでネギの腐敗を遅らせ長持ちさせることができているのだと推測します。
この記事を書くにあたってネットで「ネギの保管方法」についての情報を見ると、私と同じようにタッパーに入れたり、キッチンペーパーで包むと鮮度が長持ちするという記事が数多くありました(私は100000番煎じくらいかな)。
私がこの事に気付いたのはもう10年以上前ですが、今は何でもネットで調べれば分かる良い時代になったなと改めて思いましたね。
定期的に洗浄することでさらに長持ち
たくさんの素晴らしい方々が書いた記事に足すような事は特にありませんが、容器以外に私がやっていることを1点だけ紹介。
それは、1日置きに水道水で刻みネギを洗浄してあげること。ザル付タッパーを使えば簡単にできます。
水道水の中に含まれている微量の塩素でも食べ物を腐らせる細菌の数を減らすことはできるし細菌コロニーを抑制することもできます。イコール腐敗を遅らせさらに長くもたせることが可能というわけです。
ポイントはある程度の時間(30秒以上)、強めの水圧で洗浄すること。
副次的効果として刻みネギが乾燥してパサパサになるのを防ぐ効果も期待できるので一石二鳥ですね。
スーパーで予め切った状態で販売されているカットネギについても、家に帰ったら一度水道水できれいに洗浄してからタッパーなどに移すことをおすすめします。
加工の過程で十分に洗浄殺菌が完了しているから問題ないと思われがちですが、意外にもお店で売られているカットネギにはかなりの数の細菌が付着しているんです。
同じカットネギでも製造メーカーによって”もち”が違うのは、原料ネギの部位や処理方法で細菌数に大きな差異が見られるからだそう。
本市の検査で薬味・彩りとしてカットネギを使用している弁当・そうざいの細菌数が高い傾向にあり、論文等でもカットネギは製造過程で洗浄殺菌が行われているにもかかわらず、細菌汚染が著しいことが指摘されている。
ネギ(原体)の部位別検査で先端から末端に向けて汚染が増加する傾向にあった。よって、カットネギを製造する際の注意点として、原料ネギの衛生状態と汚染の著しい末端部(地中部、根)の洗浄方法が製品の汚染状況に大きく影響すると考えられた。
ネギの細菌汚染状況及びカットネギの製造方法に関する考察|岡山市保健所検査課
少し脱線してしまいましたが、結論はスーパーで売られているカットネギも自分で刻んだネギもザル付タッパーに入れて保存すれば驚く程鮮度が長持ちするということ。
さらに1日置きに水道水で洗浄してあげることでさらに鮮度保持期間の延長が期待できます。
刻みネギは個人的になくてはならない薬味No.1なので長く美味しいまま食べたいものです。
参考にさせていただいた記事・サイト