病気の感染予防には「感染源の除去」「感染経路の遮断」「抵抗力を高める」という<感染予防の三原則>が非常に重要です。
「感染源の除去」は清掃を徹底したりウイルス・細菌の特性に合わせた適切な除菌消毒を行う事。「感染経路の遮断」は手洗いの励行や環境の清掃を徹底する事で接触感染・飛沫感染・空気感染を防ぐ事。
そして最後の「抵抗力を高める」は十分な栄養・睡眠をとったり、適度な運動を行う事で免疫力を高めて、病気になりにくい体をつくる事です。
免疫力を高める事は日頃からできる感染予防として重要視されているので、定期的に運動をしたりサプリメントを摂取したりと健康管理に気を使っている人は多いですね。
私もこれまでいろいろな健康食品やサプリメントを試してきましたが、ここ数年はこの記事の表題【モロヘイヤ粉末】とビタミン系のサプリに落ち着いています。
モロヘイヤとは?
「モロヘイヤ」は北アフリカ原産の植物で、和名は「シマツナソ」です。
栄養価が全ての野菜の中でもトップクラスに高く“野菜の王様”の異名を持つモロヘイヤは、カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、食物繊維などを豊富に含みます。さらに高血圧の抑制効果があるACE阻害活性のある物質や抗酸化作用のあるクエルセチンも多く含んでいます。
<ムチン>…胃や腸の粘膜を保護。血糖値やコレステロールを下げる。
<βカロテン>…網膜や皮膚を保護して外部からのウイルス・細菌の侵入を防ぐ。免疫力を高めて各種疾病を予防。
<ビタミンB>…活性酸素を抑える抗酸化作用で生活習慣病を予防。
<ビタミンC>…鉄分やカルシウムなどミネラルの吸収を高める効果。
など
モロヘイヤは栄養価の高い野菜です。特にβカロテンやビタミンEは野菜の中のトップクラスで、抗酸化作用により風邪やがんの予防、細胞の老化防止、視力の保持などの効果が期待されています。骨の形成に欠かせないカルシウムやビタミンKも多く、高血圧予防によいとされるカリウムも比較的多めです。
モロヘイヤは葉を刻むとぬめりが出ますが、これは「山芋」や「里芋」などにも含まれるぬめり成分によるものです。このぬめり成分は、胃や消化器の粘膜を保護するほか、コレステロールの吸収を抑制するはたらきがあるといわれています。健康な男性がモロヘイヤ入りジュースを飲んだ実験で、血糖値の上昇を抑えるはたらきがあることが報告されています。
お浸しやスープ類、天ぷら、パスタなど、料理の食材としても優秀で、ムチンによる特有の粘りを好む人も多いようです。
旬の夏場にスーパーマーケットに並んでいるので、昔はしばしば買って料理をしていましたが、味や食感がそれほど好きではなく、栄養のために仕方なく食べているという感じでした。
モロヘイヤを一年中簡単に摂取できる粉末商品
1年中美味しく、そして簡単にモロヘイヤの栄養素を摂取する事はできないだろうか、と考えて見つけたのが【モロヘイヤ粉末】です。
海外産のモロヘイヤを使用したものや国産のモロヘイヤを使ったものまで様々な商品が販売されていますが、今は「農事組合法人 伊賀町モロヘイヤ生産組合」さんが製造している「モロヘイヤ粉末 50g」を買っています。値段は1袋600円くらい。送料無料のお店でまとめ買いするとお得です。
ちなみに以前は「川端のモロヘイヤ100 粉末100g」を購入していましたが、値段が上がったのと当時は送料が安い店(無料も含め)が少なかったので変更しました。
「農事組合法人 伊賀町モロヘイヤ生産組合」さんは減反田を使った村おこし事業として有機栽培・無農薬の安心安全なモロヘイヤの栽培を始め、粉末やクッキー、おかき、餅などのモロヘイヤを製造・販売しています。2018年度には当該組合のモロヘイヤ粉末が「IGAMONO」に認定。
IGAMONOとは
伊賀の風土と暮らしがひそかに育んだ伊賀流産品、伊賀の匠の知恵と技が結集した優良な商品たち、
その栽培や製造加工、モノづくりに専心する人々を含めて、IGAMONO(いがもの)と呼びます。その IGAMONO を伊賀の誇りとして認定し、全国へPR・推奨します。
モロヘイヤ粉末+野菜・オレンジジュースor牛乳なら美味しく飲める
商品に記載されている「モロヘイヤのお召し上がり方」は玉子焼、天ぷら、お好み焼き、パン、クッキー等。
とりあえず全種類作ってみましたが、モロヘイヤの良さを引き出したような料理にはならず、それぞれの料理が若干緑色になって野菜っぽい味がする感じになっただけ。
青汁のように水に溶かして飲んでみても微妙で、これでは多分続けられないだろうなと思っていました…。
でも、試しに緑黄色野菜系の野菜ジュースと混ぜて飲んでみると、これがなかなかイケる。青臭さがかなり軽減され、野菜ジュースの甘味が良い感じでした。スムージーぽい?
シェイカーに120mlくらいの野菜ジュースを入れ、1~2gくらいのモロヘイヤ粉末を入れてシェイク。上の画像のようにムチンが利いた粘度高めの野菜ジュースが完成。
もっとあっさり飲みたい人は100%オレンジジュースもおすすめ。粘度がやや低めになりすっきりした飲みやすい味わいになります。
私はかなりのめんどくさがりですが、4年くらい?毎朝欠かさずこのモロヘイヤ野菜ジュースをつくってビタミンDサプリと一緒に飲めているので自分に合っていると思います。
モロヘイヤを試してみたいという人は「モロヘイヤ粉末+野菜ジュースorオレンジジュース」がおすすめです。
野菜ジュースやオレンジジュースは血糖値が…という人には「モロヘイヤ粉末+牛乳」をおすすめします。

牛乳のマイルドさでモロヘイヤの尖った青臭さはある程度軽減できるし、甘みは乳糖で十分。栄養素的にも相性の良い組み合わせだと思います。
野菜の王様モロヘイヤを食べて免疫力を高めてくださいね。