6月19日に予約していた、スポーツメーカー【アンダーアーマー】の高機能スポーツマスク【UA スポーツマスク】が手元に届きました。
本来は8月上旬に届く予定でしたが、当初よりたくさんの支持を得たことが生産体制の強化につながり、予定より少し早い発送になったようです。
2、3、4月あたりは製造メーカーも少なく出せば売れるという状態だったマスクですが、現在は数多くのメーカー・ブランドから多種多様な商品が出ているので、消費者のほうが値段や機能性、デザインなど自分の好みのものを選べるようになりました。
新型コロナウイルス自体は一時終息気味でしたが、7月に入ってから流行期を上回る新規感染者を出し続けており今後も需要は落ちないと思われるので、ニュースなどで良さそうなマスクがあれば今後に備えて積極的に購入するようにしています。
以前は不織布(ふしょくふ)マスクがメインでしたが、夏場になってからは着け心地が良く息苦しさを感じにくい【洗えるマスク】を愛用するようになりました。



それではアンダーアーマーのマスクを買った感想などを書いていきたいと思います。
UA SPORTSMASK(アンダーアーマースポーツマスク)
【UA スポーツマスク】のパッケージを開けると、本体とポーチが入っていました。
カラーは現状ブラックのみでサイズはSM/MD、MD/LG、LG/XL、XL/XXLの4サイズ。私の手元に届いたマスクの製造国はベトナムでした。

9月18日から新カラー登場
私はでかめのマスクが好きなので今回は一番大きいXL/XXLを選択。
少し気になったのはマスク表面の生地の質感や水玉っぽい模様。商品ページのマスクの写真や先行でアスリートに届けられていたものは布感のある素材でほぼ真っ黒だったのでえらい可愛いのが来たなと少々戸惑いました。
ロットによって素材や細かいデザインが異なるのかもしれませんね。
UAスポーツマスクの特徴や感想
Better Air Flow(通気性)
通気性に優れたポリウレタン製フォームと独自の立体構造によるエアポケットにより、運動時でも呼吸がしやすく快適な付け心地を実現。
早速ジョギング時に着けてみましたが、「アスリートのために作られたパフォーマンスマスク」とアピールするだけあって確かに呼吸はしやすかったです。
送料や代引手数料込みとはいえ3000円(税別)と高級なマスクだけあって、一般的な洗えるマスクとは違い3重構造を採用するなど見た目や触った感じも非常にしっかりしています。
- 外側・・・撥水加工を施した生地が水分をはじく
- 中間・・・通気性の高いポリウレタン製のフォームが空気のみを通し、内側と外側の双方向から水分の通過を抑制
- 内側・・・肌に触れる裏地と耳にかけるループ部分に伸縮性のある冷感素材を使用しており、快適な着用感とともに涼しさを持続させる
厚みがあってモコモコしているので着ける前は「これ絶対息苦しいわ・・・」と思っていましたが、実際着けてみると呼吸時にそれほど抵抗はなくストレスはほぼ感じませんでした。
Performance Fit(フィット感)
柔らかくストレッチ性のあるUAベースレイヤー生地と調整可能なノーズブリッジにより、顔の形に合わせてフィットし運動中の動きを妨げない。また、隙間なく装着できることで、眼鏡やサングラスの曇りも防ぐ。
次はフィット感ですが、不織布マスクと同じようにマスク上部にはノーズブリッジがあるので鼻の形に合わせてある程度ピタリと添わせる事ができます。ノーズブリッジ部分は柔らかい布でカバーされていて長時間着けても鼻が痛くなる事はありませんでした。
さらに、マスクの下部にもノーズブリッジ部分と同じ布が肌にフィットするように縫い合わされていて密着性を高めています。
ただ、これはあくまで自分の顔に合ったサイズのマスクを着けた場合・・・
上でも少し書いたとおり、私は顔がすっぽり隠れるマスクが好きなので今回一番大きいサイズである「XL/XXL」を選びました。
多少大きくても問題はないだろうと特に気にもせずサイズを選んだのですが、いざ着けてみると大きすぎました・・・。XL/XXLでかすぎ。
このマスクはループ部分を調整できるタイプではないのでピタっとフィットする感じを求める人はサイズ選びを慎重に行ってください。
ちなみに重量を測ってみると20グラム(XL/XXLサイズ)と一般的なマスクよりもかなり重めでした。(参考:クリオスポーツマスク8グラム、アラクスピッタマスク2グラム、通常の不織布マスク3グラム)
Cool Feel(涼しさ)
肌に触れる部分に採用された冷感素材のアイソチルが熱をすばやく拡散し、涼しさを持続させる。また、抗菌加工が施されており、汗をかいても細菌の増殖を抑える。

マスク内側の長いタグが鬱陶しいとまではいかないが少し邪魔。切ってもチクチクしそうだしどうしようか悩み中。
マスク裏面や上部(ノーズブリッジ部分)、下部、そして耳にかけるループ部分には「ISO-CHILL」(アイソチル)という冷感素材が採用されています。
アイソチルはUAのシャツなどに採用されており、リボン上に編まれた特殊なナイロン糸(熱伝導性の高い冷感吸汗速乾糸)が熱を分散して取り除くそうです。
質感はサラッとしていていい感じですが、冷感に関しては強く感じるということはなく。言われてみれば冷たい感じがしないでもない、くらいの感覚です。体と違って顔は冷感を感じにくいのかもしれませんね。
あと、UAスポーツマスクはペラッペラの一般的なマスクと違って厚みがあるしっかりとしたマスクなのでやはり若干蒸れる感じはあります。まだ汗ダラダラの状態で着用していないので分かりませんが、屋外のカンカン照りの状態で着けると暑そうな感じはありますね。
ただ、着け心地は◎で、一般的なマスクにありがちな耳の周りが痛くなるという事もありませんでした。
それから、肌に触れる内側部分に「抗菌加工」を施している事もこのマスクの特徴のひとつ。
採用しているのはカナダの「Intelligent Fabrics Technologies社」(インテリジェント・ファアブリックス・テクノロジーズ)が開発した「PROTX2」という抗菌剤です。
布地の生産段階にコーティングとして用いられているようで、抗菌剤自体はコロナウイルスを10分以内に99.99%不活化し、殺菌力はその後24時間持続したというデータもあるそうです。
ただし、布地に含浸するという使い方をした場合どれくらいの抗菌・抗ウイルス効果(効果の強さや持続時間)があるのかは不明です。
正直抗ウイルス効果にはあまり期待できないと思いますが、他の抗菌剤配合繊維の例から雑菌の繁殖を防ぐ抗菌効果はある程度期待できそうなので、雑菌が繁殖しやすい化繊特有の悪臭が出にくくなればいいなくらいに考えています。
Sustainable(再利用)
手洗いができるため繰り返し使用可能。速乾性にも優れている。
公式サイトのQ&Aに「マスクは洗濯できますか?」「洗濯してもマスクの機能は落ちませんか?」という項目があり、それに対して「水と洗剤を使った手洗いが可能で、繰り返し使用していただけます」「洗濯方法や使用用途によって変わってきますが、マスクの機能や効果につきましてはマスク自体の寿命と同じく持続します」と答えています。
デリケートな衣類と同じように洗濯ネットに入れ洗えば洗濯機でも洗えそうな気はしますが、公式では手洗いのみの記載となっていますね。
洗剤を使う場合、素材を傷めない点を重視するなら「中性洗剤」がおすすめです。
エマールやアクロンといった中性洗剤は一般的なアルカリ洗剤と比べると洗浄力は劣りますが、生地への刺激が少なくマスクが長持ちします。
人体に危険な合成界面活性剤は使いたくないという人には「純石けん分」を主成分とした洗剤がおすすめ。※洗剤に含まれている合成界面活性剤の多くはPRTR法で人の健康を損なうおそれ(発がん性、変異原性、感作性など)又は動植物の生息もしくは生育に支障を及ぼすおそれ(生態毒性)があるものとして指定化学物質に規定されている。
純石けん分(脂肪酸カリウムや脂肪酸ナトリウム)は新型コロナウイルスに対する有効性も確認されているので、1%程度の薄め液でマスクを洗えば十分不活化できます。※脂肪酸カリウムは0.24%以上、脂肪酸ナトリウムは0.22%以上。
シャボン玉石けんのスノール液体タイプやミヨシ石鹸のお肌のための洗濯用液体せっけんの純石けん分は約30%なので濃度調整もしやすいです(約30倍希釈で1%の薄め液)。
洗い方は、洗面器にぬるま湯を入れ洗剤を十分に溶かし、その後しばらく浸した後で10回程度押し洗いするとよいでしょう。繊維を傷めたり型崩れの原因になるのでもみ洗いはNGです。その後は洗剤が繊維内に残らないようにマスクを十分にすすぎ水気を切った後に形を整えて陰干しすればOKです。
このマスクはループ部分が弱そうなので、干す際は洗濯ばさみなどで”本体”を留めるようにしましょう。ループ部分を留めると伸びたりちぎれたりする可能性があります。
以上がアンダーアーマー【UAスポーツマスク】の特徴や実際に使ってみた感想です。
サイズ選択ミスで本来の着け心地を感じる事ができませんでしたが、3000円と高級なマスクだけあって、いろいろな面にこだわった印象を受けました。
見た目は硬派でしっかりしていて安っぽさはないので、今のところはジムで使おうかなと思っています。
普段使いはクリオやピッタマスク、ランニングやジョギング時にはミズノやバフのネックゲイター、そしてジムにはUAスポーツマスクと、それぞれの状況によって快適なものを選び、今後も感染予防を徹底していきたいです。


参考にさせていただいた記事・サイト