終息気配だった新型コロナウイルスの感染者が11月に入ってから急激に増えてきました。
新規感染者は全国で2500人を超え、重症者数も最多を更新中です。
そんな折、大手スポーツ用品メーカーの「MIZUNO(ミズノ)」から「【当選】ミズノマウスカバー抽選結果のご案内」というメールが届きました。
平素はミズノサイトをご利用いただき誠にありがとうございます。
ミズノマウスカバー事務局でございます。
5月及び6月に、ミズノマウスカバーの抽選販売にご当選されなかったお客様を対象に、抽選を行い、当選された方には順次サイトへの招待メールを配信しております。
○○様は当選となりましたのでご購入をご希望される場合は、本メール下部のリンクから、パスワードを設定してログインしてください。
どうやら「ミズノマスク」が話題になっていた春頃に応募していたのが11月の再抽選に繰り越され見事当選したようです。最初は詐欺メールかと思いました(笑)
あの頃はマスクの選択肢もそれほど多くなかったし水着素材のマスクというのがどんなものか気になっていたので欲しかったけれど、今はいろいろな種類のマスクを豊富に持っているのでどうしようかと迷いました。




ツイッターで検索してみても「今更遅い」とか「もういい」「いらない」などの声がポツポツ。
ですが、新型コロナの流行はまだまだ収まりそうにないし、持っておいて損はないだろうと思い結局購入することにしました。
ミズノマウスカバー
以前はプリントタイプや内側に接触涼感素材を採用したアイスタッチタイプなどが販売されていたようですが今回購入できたのは単色タイプのみ(製造国はインドネシア)。しかもグレーは売り切れ。
購入したのはチャコールブラックとシルバーグレーのLサイズ。値段は935円×2個と配送料220円で2090円。注文から約3日程でミズノ公式オンラインショップから発送完了のメールが届きました。
数日後、ポストに投函されていたミズノマスクを手に取りましたが、最初の感想は「薄くて頼りない」でした。
3300円のアンダーアーマーマスクや3080円のファイテンストレッチマスクに比べればやっぱり粗末。買ったはいいけれど使わないかもしれないと思いました。
フィット感・着け心地は〇
とはいえ、せっかく買ったのに全く着けないのはもったいないないと思いとりあえず着けてみることに。
すると、予想以上の着け心地の良さに驚きました。
以前ミズノのマスクが当たらなかったのでいくつか水着素材をうたう同じようなマスクを買ったのですが、そのどれよりも間違いなく一番フィット感が良い。やっぱり水着マスクの元祖だけのことはありますね。
その秘密は伸縮性に優れた生地とマスクの形状だと思います。
適度に伸びてフェイスラインにちょうどいいテンションがかかる感じ。13時間程ほとんど外さずに過ごしてみましたが耳周りの痛みも少なく快適でした。
マスク自体は薄いですが、内側を見ると二重構造になっており、口が当たる部分にはメッシュ素材の生地が採用されています。
メッシュ素材はサラサラしていて水着素材生地がそのまま口周りに当たるより快適ですし、二重構造にすることで多少は感染効果が上がる可能性も。
デューク大学の研究によると、布マスクはN95マスクやサージカルマスクほどは飛沫を捉える効果はありませんが8割前後は抑えられるとのこと。
・Science Advances 2020:eabd3083.
素材の性質や素材の織り方によっても効果が変わるようなので、一重よりも二重、二重よりも三重のほうが効果は高まるでしょう。
マスクのズレも少なめ
さらに私がマスクを評価する際かなり重要視している「マスクのズレ」も合格点。
ファイテンストレッチマスクのように口とマスクの間に空間があるタイプではないので、口をもごもごしたり会話をすると多少はズレますが、伸びる素材とフィット性の良さで一般的なマスクに比べればズレをかなり抑えられていると思います。
マスクのズレはいちいち元に位置に戻さなければいけないストレスやマスクの外側を手で触ることによる感染リスクの増加などマイナスにしかならないものなので、マスクを選ぶ際の最重要ポイントにしたいですね。
2個中1個から悪臭
1点気になったのは今回購入した2個のうち1個からどうにも気になる臭いがしていたこと。
化繊特有の臭いと言われればそうなのかもしれませんが、化学物質的な臭いに発酵したイカのような臭いが混じっているなんとも不快な臭いでした。
片方は全くそんな臭いがしない点も不思議。
マスクに同梱されていた注意書きを見ると「ニオイ等により気分が悪くなった場合は、ご使用をおやめください」と書かれているので、モノによっては臭いを放つ可能性があるということなのでしょうか。
「本品の安全性については十分留意しておりますが、念のため一度洗濯してからご使用いただくことをお勧めします」とのことなので、二度ほど念入りに洗うと臭いは気にならない程度になりました。
私と同じように臭いに敏感な人は何度か洗ってから使用することをおすすめします。
マスクの洗い方や手入れ
ミズノマウスカバーは使い捨ての不織布マスクと違って何度も繰り返し使えます。
しかし、マスクを長時間着用するとどうしても唾や汗などで汚れてしまい、それを栄養にする細菌が繁殖し衛生面に問題が生じます。
メーカーが推奨しているのは使用後手洗いを行い常に清潔な状態で使用すること。
商品同梱の取り扱い上の注意に記載されている洗濯時の注意点は「塩素系漂白剤を使用しない」「液体酸素系漂白剤を使用する場合はそれぞれの製品の注意に従うこと」「タンブル乾燥機は使用しない」の3点です。
洗剤についての記載はありませんでしたが、素材を傷めにくい中性洗剤を使用したり、人体に危険な界面活性剤が含まれていない純石けん分洗剤などがおすすめです。
マスクの洗い方は洗剤を溶かした水またはぬるま湯にマスクを浸した後、何度か押し洗いしてから洗剤が繊維内に残らないよう十分にすすぎ水気を切って形を整え陰干しするといいでしょう。
私は着用時間が短く洗剤で洗うほどではないという時は水で簡単に洗った後、次亜塩素酸水を浸透させ、もう一度水で十分にすすいでから乾燥させています。次亜塩素酸水は細菌をしっかり除菌でき臭い対策もできるのでおすすめです。
まとめ
以上が大手スポーツ用品メーカーミズノが販売している【ミズノマウスカバー】の感想です。
最初は話題性だけのマスクというイメージを持っていましたが、実際着用してみると思っていたよりもかなり快適で新発売時以降も安定した人気をキープしている理由が分かりました。
ミズノはもともと製品の質にこだわるメーカーなので同価格帯の布マスクではトップクラスの品質なのは間違いないと思います。
購入した2個中1個にしみついていた悪臭は気になりますが洗うとある程度消えましたし、着け心地は良いのでマスクローテに加えてガンガン使っていくつもりです。
ミズノは新型コロナの影響で今年4~9月期連結売上高が前年同期比22.5%減、営業損益は約9億の赤字と非常に苦戦しています。
マスクをいくらか売ったところで大幅な収益改善にはつながらないかもしれませんが、スポーツ時によくお世話になっているメーカーなので今後も新しいマスクが発売されたら定期的に購入しようと思っています。
スポーツメーカーならではの機能性を追求した快適なマスクを期待しています。