ベランダでのビオトープづくり、ようやく準備段階が終わって次はレイアウトです。
➡(当ブログの記事)【準備編】初心者がベランダでメダカのビオトープに挑戦してみた
ベランダビオトープのレイアウト
レイアウトに使った水草
前回採集してきた石と流木だけでは味気ないので、いくつか水草を購入してきました。
ホテイアオイとウォータークローバームチカ、奥で倒れちゃってるのがウォーターバコパです。
ホテイアオイはメダカの睡蓮鉢でよく見かける定番の水草ですね。
何だか丸っこくてただ浮かんでるだけなのにどうしてメダカと相性がいいと言われているのか疑問だったんですが、実際に手に取ってみて納得しました。
箒みたいにわさわさしてちょっとグロテスクなあの根っこがメダカの隠れ家や産卵床に最適なんだとか。
水質浄化能力も高いみたいなので、ひそかに期待しています。
ただ、耐寒性が低いため冬場は注意が必要です。
室内に保護して日の当たる場所で越冬させるか、一年草として次の春に新調するかになりそうです。
残りの二つ、ウォータークローバームチカ、ウォーターバコパは完全に見た目で選びました。
ウォーターバコパは比較的育てやすい水草で、水上に出ている部分は春から夏にかけて花が咲くようです。
上手く育てて咲かせてみたいです。
ウォータークローバームチカはシダ植物で、水中でも水上でも育てられる手間のかからない水草だそう。
ほかにもウィローモスやパールグラスなど挑戦してみたい水草はいくつかあったんですが、私はとりあえずてっとり早くビオトープを立ち上げたかったので、他の道具と一緒にホームセンターですぐに手に入ったこの3種から挑戦してみます。
ウィローモスやパールグラスは近くのお店ではなかなかお目にかかれないので、植えるときはネットで購入しようと思います。
ネット通販ではチャームさんの水草がレビューも多く、セット販売などもあって初心者にも利用しやすそうでした。
石を配置して水草を植え付け
まずはトロ舟の奥の方に大きめの石を配置して土を盛り上げ、そこにウォーターバコパを植えました。
ウォーターバコパは結構背丈が大きくなるようなので前景ではなく後景に。
管理しやすい鉢植えにするべきか迷ったんですが、できるだけ自然な風景にしたかったので直植えです。
赤玉土が流れていかないように石を組んで堰き止め。いい感じの浅瀬になったらいいな。
ウォータークローバームチカは流木と石組みの隙間に。
葉が水面にぷかっと浮かんでる姿がかわいいので、満水時の水位を想定して丁度葉が水面に出るようバコパより少し低いところに直植えしました。
しかしこの水草は横にかなり広く成長していくらしく、直植えで大丈夫なのかちょっと不安になってきました。
もしかしたら思わぬところから芽が出てきたりするかもしれません。
右側からモサッと出てきているのはワイヤープランツ。
これは水草ではなく、庭のプランターで伸び放題になってたのを刈り取ってきてただ挿しただけです。
ワイヤープランツはカットして水に挿しておくだけでも根が出てくるのでビオトープでも大丈夫かな?となんとなく実験的にやってみました。もしかしたら枯れてしまうかも。そうなったら撤去します。
ほんとは肥料もあげたほうがいいんだろうけどのちに生体も入るのでとりあえずはこのまま肥料なしで頑張ってもらいます。
白玉石とカキ殻でアクセント
残りの前景部分はのっぺりと全体的に茶色い感じなのでダイソーで買ってきた白玉石とろ過シェル(カキ殻)でアクセントをつけます。
白玉石を道っぽい感じになるよう並べてみました。
ろ過シェル(カキ殻)はネットに入ったままだとどうにも配置しにくいのでネットから出して、できるだけメダカが怪我をしたりしないよう白玉土の下に敷きました。
赤玉土で酸性に傾きがちになる水質を安定させる目的で少しだけ(100gほど)入れてみたんですが、さてどれくらい効果があるでしょうか。
カキ殻は砕いてないそのままのものも販売されているので、ろ材としてではなくレイアウトの一部にするならそっちを使った方がいいかもしれませんね。
ちなみに、上画像の右から二番目に配置された緑っぽい石が川で一個だけ拾ってきた珪藻付きの石です。(詳細は【準備編】)
清流でゆらゆら揺れてた藻はビオトープの水ではどうなるんだろう。
初めに入れる水道水でダメになってしまうかもしれないけどしばらく経過を観察します。
注水はレイアウト完了後に
ひとまずレイアウトが終わって仕上げの注水。
注水はレイアウトが終わってから一番最後に行います。
先に水を入れてしまうと石を並べたり水草を植えたりするときに土が舞い上がって水が濁り、何をやってるのまったくかわからなくなります。
手練れの方には当たり前の手順だと思いますが初心者の私は勢い余ってレイアウトより先に水を入れてしまい(しかも満水)またその水を全部抜く羽目になりました。
あとでいじらなくてもいいようにしっかり納得のいくところまで作ってから水を入れることをお勧めします。
最後に注水する際もできるだけ土が舞い上がらないよう容器を使って水を入れます。
上手く固定できていないものはこの時に浮かんできたりするので途中で少し修正。
流木はすぐに浮かんでくるので難しい…。
重しになる石の位置をいろいろと試しながらセッティングし直しました。
濁った水も数時間後には澄んだ水に
注水から3~4時間後、濁りが落ち着いて水が澄んできました。
日当たり良く、適度に日陰もできていい感じ。
表面に細かい砂埃が浮いてますがまあいいでしょう。
取り除いても取り除いても近くの畑から飛んでくるんです。
あまり神経質になりすぎると続かないので「それなり」に維持していけたらと思います。
これである程度水が出来上がるまで待ちます。
上手くバクテリアが繁殖していい水になりますように!