以前は大好きだった秋ですが、去年から秋の花粉症を発症し、今では嫌いな季節になってしまいました…。
発症当初は体調不良や背中の痛みから重大な病気を疑いましたが、診断の結果は花粉症と機能性ディスペプシアでした。
今年は処方薬のおかげで症状が40%ほど軽減し、この経験で健康意識がさらに高まりました。
睡眠の質の向上と夜はちみつの効果
最近、私は【睡眠の質の向上】に力を入れています。
子供の頃は一度眠りにつくと好きなだけ寝ることができていましたが、年を取るにつれて眠りが浅くなってきました。さらに、花粉症による自律神経の乱れもあり、中途覚醒や早朝覚醒が多くなってきました。
夜眠ってから途中で目が覚めることを「中途覚醒」、通常の起床時刻より2時間以上前に目覚めてしまうことを「早朝覚醒」と呼ぶ。
その他の睡眠障害として、なかなか寝つけない「入眠障害」や睡眠時間はしっかりとれているのにぐっすり眠った感じを得られない「熟眠障害」がある。
睡眠は体内修復や成長に関連するホルモン分泌と深い関係があり、「質の良い睡眠」をとることで自律神経を整えたり体内の代謝活動を促進することができます。
その結果、日常で疲労した肉体や脳を回復できるというわけですね。これは他の行動ではなかなか代替できない睡眠ならではの効果だと思います。
ただ、質の良い睡眠をとるのは難しいものです。
睡眠の質を向上させる方法としては、「就寝の3時間前には夕食を済ませる」「温かい飲み物で眠気を促す」「ぬるめの入浴でリラックス」「自分に合った寝具選び」「適度な運動」などが知られています。
しかし、これらの方法が絶対に睡眠の質を向上させ、熟睡できるとは限りません。多くの人が手探りで自分に合った方法を探しているのが現状です。
➡良い睡眠ってどんなもの?質を高めるために今すぐ出来る事|POWER PRODUCTION MAGAZINE
夜はちみつの方法は寝る前にはちみつを大さじ一杯摂取
さて、ここからが本題です。
私が今年の5月頃から睡眠の質を向上させるために続けているのが、”夜寝る前に大さじ一杯の【蜂蜜(はちみつ)】を摂取すること”です。
このアイデアを実践するきっかけとなったのは、ポストセブンの記事でした。
「よい睡眠をとると、主に脂肪をエネルギーとして使うことで、体の修復・再生が行われます。ところが、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪いと、脂肪が消費されないどころか、逆に脂肪が蓄積されてしまいます。
寝ている間の脂肪の燃焼には、熟睡して、脳から『成長ホルモン』がたっぷり分泌される必要がある。そのための脳のエネルギーが糖質です。
毎晩大さじ1杯のはちみつで適量の糖質を補うことで、寝つきをよくして睡眠の質を上げ、眠っている間に脂肪を燃焼しやすくすることができます」(田井さん・以下同)
実際に、4週間毎晩寝る前にはちみつを摂ったことで、体重が5.4kg、脂肪量が3.4kgも減ったケースもある。
記事の内容を簡単に説明すると以下の通りです。
①夕食は寝る3時間前までに済ませる
②夕食はあまり炭水化物を食べない
③寝る直前から1時間前までにはちみつを大さじ一杯分摂取
→寝つきをよくして睡眠の質を向上させ、ダイエットや美容効果も得られる
ポストセブンの記事の信憑性には疑問もありますが、書かれている内容やメカニズムは納得できるものでした。また、同様の情報を提供している媒体も多かったので、私は実践してみることにしました。
加藤美蜂園本舗「純粋レンゲはちみつ(中国産)」の感想
最初に購入したのは「加藤美蜂園本舗」の【純粋レンゲはちみつ(中国産)】。
国内トップシェアを誇る加藤美蜂園本舗の”サクラ印ハチミツ”は、身近なスーパーマーケットで手軽に購入でき、お手頃な価格が魅力です。
今回私が購入したレンゲはちみつ以外にも、加藤美蜂園本舗では「サクラ印オリジナルブレンド」「純粋アカシアはちみつ」「純粋クローバーはちみつ」「柑橘の花の純粋はちみつ」「純粋ひまわりはちみつ」「贅沢蜂蜜」など、様々な種類のはちみつを取り扱っています。
このはちみつを選んだ理由は2つあります。
まず、行きつけのスーパーで売られていて値段が安かったこと。そして、ポストセブンの記事で、砂糖や甘味料を添加した”加糖はちみつ”や”加工はちみつ”ではなく、“純粋はちみつ”を選ぶようにと書かれていたからです。
このはちみつを選ぶにあたって、少し不安に感じたのは”中国産”という点でした。
加藤美蜂園本舗は、2021年10月に週刊新潮によって問題を報道されました。
当時販売していたアルゼンチン産とカナダ産のはちみつに、食品衛生法上の基準値を最大で5倍も超える除草剤成分「グリホサート」が混入していたのです。
さらに、経営陣がその事実を把握しながら隠蔽していたことも明らかになり、大きな問題に発展しました。
➡【独自】トップシェア「サクラ印ハチミツ」に基準値超えの発がん性疑惑農薬 役員らは隠蔽
1970年にアメリカのモンサント社が開発した除草剤。
日本では1980年に農薬として登録。日産化学が販売している「ラウンドアップ」シリーズが有名。
安全性については意見が割れており、販売や使用を禁止している国もあるが、日本では内閣府食品安全委員会によって発がん性をはじめ、神経毒性、繁殖能に対する影響、催奇形性及び遺伝毒性は認められなかったと結論された。
国際がん研究機関(IARC)による分類はグループ2A(ヒトにおそらく発がん性がある)。
一般的に、アルゼンチンやカナダよりも中国の方が安全性に不安を感じる人が多いかもしれません。しかし皮肉にも、わずか1年前に大きな問題になったばかりなので、今が一番安全な時期なのかもしれません。
消費者庁の見解では、「グリホサートが多少基準値を超えていても健康被害は出ない」とされています。
ただし、近年の研究では、食べ物から体内に入ったグリホサートが腸内細菌叢を破壊し、発達障害や生殖異常、免疫力の低下などを引き起こす可能性が報告されています。そのため、グリホサートの摂取は少ないに越したことはありません。
加藤美蜂園本舗のレンゲはちみつの味は、私にとって「そうそうこれこれ」という感じです。
粘度が高めでコクが強く、飴のような味わいがします。私の中では、はちみつといえばこの味が定着しているかもしれません。
このはちみつだけを何杯も舐め続けられるほど極上の美味しさではありませんが、コクと甘みのバランスが良いので、ヨーグルトにかけたり、味が濃いめの料理の砂糖代わりに使ったりと、使い勝手の良いはちみつだと思います。
この価格でこの品質を実現できるのは、業界トップシェアの加藤美蜂園本舗だからこそなのでしょう。
夜はちみつを続けた効果
それでは夜はちみつの効果について。
私は、加藤美蜂園本舗のレンゲはちみつをほぼ毎晩1ヵ月ほど飲み続けてみました。その結果、確かに睡眠が深くなったように感じました。
以前は毎晩のように夜中の3時か4時ごろに目が覚めていましたが、その頻度が減り、朝の目覚めも少し良くなったような気がします。
劇的な効果は感じられませんでしたが、多少の変化は感じられ、ネガティブな症状も出ていないので、私には合っているのかもしれません。
ただ、時々、夜にはちみつを食べているのに睡眠の質が良くならず、逆に太ってしまったという声も聞きます。
これは、夕食や間食で多くの炭水化物を摂取していて、体内にはちみつを食べなくてもいいほどの糖質がすでに蓄えられていたからかもしれません。
体内に十分な糖質が蓄えられた状態で、さらにはちみつを摂取すると、かえって高血糖や肥満の原因になる可能性があるので注意が必要です。
非加熱と加熱はちみつの違いやアカシアはちみつの特徴
はちみつは加熱タイプと非加熱タイプがある
夜はちみつの効果を実感した私は、次に摂取するはちみつのグレードアップに挑戦しました。
グレードアップしたいと思った理由は、ポストセブンの記事に書かれていた以下の2点が気になったからです。
①地元に近い養蜂場でつくられた生はちみつがおすすめ
②アカシアはちみつは血糖値を上げにくい
①については、海外産や大量生産されているはちみつは加工されている可能性が高いからだそうです。ただ、商品名に”純粋”という名前が付いているものなら、海外産や大量生産品でも問題ないのではないかと思いました。
とはいえ、”生”はちみつが良いというのには同感です。
現在流通しているはちみつの多くは、生産過程で”加熱”処理が行われています。
加熱によって、はちみつ本来の味が失われ、生はちみつに含まれている健康に有益な酵素やビタミン、ミネラルも減ってしまうそうです。
収集したはちみつには結晶化した部分や夾雑物(ハチの足や巣の欠片など)が含まれている。
夾雑物を除去するために目の細かいフィルターでろ過を行うのだが、生のはちみつは粘度が高いので短時間で効率良くろ過するためには55~60度程度に加温して粘度を下げる必要がある(加温することで結晶も溶ける)。
その他、収集したはちみつに含まれる水分を飛ばし基準である糖度(日本は糖度78度)に達するように加熱したり、結晶化したはちみつを瓶詰めするために加熱することもある。
調べてみると、「加熱=悪」というわけではないことがわかりました。できるだけコストをかけずに一定の基準を満たした、コストパフォーマンスの良い商品を作るためには、加熱処理もやむを得ない面があるのかもしれません。
しかし、加熱によって味や成分が劣化するのは間違いありません。もし値段が高くてもかまわないという考えであれば、非加熱のはちみつを選ぶのが良いでしょう。
アカシアはちみつはGI値が低く血糖値を上げにくい
②については、はちみつは蜜源植物の種類によって血糖値の上がり方が異なるという話です。その中でもアカシアはちみつは、血糖値を上げにくいそうです。
はちみつは糖質を約80%も含んでいるので、血糖値を急上昇させそうなイメージがあります。しかし、実際のGI値やII値は意外と低めなのだそうです。
その理由は、はちみつの糖質の大部分を占めるのが「果糖」と「ブドウ糖」だからです。
血糖値を上げにくい果糖の割合が多いことが、はちみつのGI値やII値が低い理由だと言われています。はちみつに含まれる果糖は27~44%、ブドウ糖は22~41%とのことです。
「GI値(グリセミック・インデックス)」は食品ごとの血糖値の上昇度合いを示した指標。
シドニー大学ではブドウ糖(グルコース)を100として、GI値55以下の食品を低GI食品、56~69を中GI食品70以上を高GI食品と定義している。
「II 値(インスリン・インデックス)」はインスリン値の上がりやすさの指標で、この値が高い食品ほどインスリン値を上げやすい。
山田養蜂場の「みつばち健康科学研究所」のサイトに、国産とルーマニア産のアカシアはちみつ、国産のレンゲはちみつ、カナダ産のクローバーはちみつのGI値とII値を計測した記事が掲載されています。
その記事によると、GI値が最も高かったクローバーはちみつでも65程度(II値は60程度)でした。一方、GI値が最も低かったのは国産のアカシアはちみつで、30中盤(II値は50弱)という低GI・低II食品であることがわかりました。
ルーマニア産のアカシアはちみつは、国産と比べるとGI値・II値ともに高めでした。しかし、それでも他の蜜源植物のはちみつと比較すると低めの値を示していました。
このことから、アカシアはちみつは血糖値を上げにくいという特徴があるのは間違いなさそうです。
➡アカシア蜂蜜は血糖値を上げにくい甘味料|みつばち健康科学研究所
血糖値の上昇抑制が期待できる「サラシア茶」もおすすめ↓
➡(当ブログの記事)【森のこかげサラシア茶】安さの理由や作り方、飲む際の注意点
甘くて美味しいけれど食物繊維が豊富ではちみつ同様血糖値を上げにくい「干し芋」↓
➡(当ブログの記事)芋國屋の手頃な国産紅はるか干し芋をレビュー|贈答用と訳ありを比較
いろいろなアカシアはちみつを食べ比べ
さいき養蜂園「非加熱南魚沼産アカシアはちみつ」の感想
同じ効果が得られるのなら、生活習慣病や肥満になりにくい低GIのはちみつを選びたいところ。
ということで購入したのが「さいき養蜂園」の【南魚沼産アカシアはちみつ】です。
さいき養蜂園は新潟県南魚沼市にある養蜂園で、無添加、無精製、非加熱にこだわった100%天然はちみつを販売しています。
私がこの商品を購入した理由は、非加熱の国産アカシアはちみつの中では比較的安価だったからです。
アカシアはちみつは、レンゲはちみつなどの一般的なはちみつよりも高価です。さらに、国産で非加熱となると、価格はより高くなります。現在、多くの商品が100gあたり600~1000円程度の価格設定になっています。
さいき養蜂園のはちみつも決して激安ではありませんが、私が購入した楽天市場の「越乃酒蔵」というお店では、送料込みで1kg5180円(送料込みなら公式ショップより安かった※2022年9月時点)でした。他の国産アカシアはちみつと比べると、お手頃な価格設定だと思います。
ただし、公式ショップ以外では、この店と南魚沼市のふるさと納税返礼品としてくらいしか販売されていないのが残念です。
非加熱の国産アカシアはちみつは美味しい
それでは、さいき養蜂園の国産アカシアはちみつの感想を書いていきます。
まず、こぼれにくくて液切れの良いキャップは高評価。はちみつはベタベタしているので液切れの悪いキャップだと使い勝手が悪いんですよね。
粘度はレンゲはちみつに比べるとかなり低く、サラサラしています。
そして肝心の味は、めちゃくちゃ美味しいです!
レンゲはちみつよりもアッサリした口当たりと甘みの中に「複雑味」があり、爽やかな花の香りが良いアクセントになっています。
アカシアはちみつは「蜂蜜の女王」とも称されているようですが、納得の美味しさです。
そのまま食べても美味しいし、パンやヨーグルトにかけても合います。アッサリしていてクセがない味なので、どんな料理にも合うでしょう。
金属スプーンで食べても鉄の味がしない
さらに驚いたことがあります。
このアカシアはちみつは、金属のスプーンで舐めても鉄の味がしないのです!
何を言っているのか分からない人もいるかもしれませんが、私がこれまで食べたはちみつは金属スプーンで食べるとわずかに血のような鉄臭さを感じていて、とても嫌でした。
そのため、はちみつを食べる時はいつも木製のスプーンを使っていました。しかし、このアカシアはちみつにはその鉄臭さを全く感じません。もしかしたら他のはちみつよりも鉄分などが少ないのかもしれません。
アカシアはちみつは結晶になりにくい
その他、結晶化しにくいのもアカシアはちみつの特長のひとつです。
レンゲはちみつのようにブドウ糖分が果糖分より多いはちみつは結晶化しやすいのですが、アカシアはちみつは成分の5割近くが果糖なので結晶化しにくいそうです。
はちみつが結晶化しやすい条件は以下の通りです。
- はちみつ中のブドウ糖分が果糖分より多い場合
- はちみつに気泡があり、振動などが加わった場合
- 外気温が15~16℃以下になった場合
- 保管場所の気温差が生じた場合
- 長期保存した場合
結晶化したはちみつは見た目や使い勝手が悪くなりますが、湯煎すればまた液状に戻り、品質的にも問題はありません。ただ、いちいち湯煎するのも面倒なので、私は結晶化しにくいはちみつの方が好みです。
このように、今回購入したさいき養蜂園の非加熱国産アカシアはちみつは、値段が一般的なはちみつより高い以外は非の打ち所がない商品でした。
この素晴らしさは国産だからなのか、それとも非加熱だからなのか、その理由を知りたくなったので、いろいろなアカシアはちみつを買って食べ比べてみることにしました。
加藤美蜂園本舗「中国産純粋アカシアはちみつ」の感想
まずは最初に紹介した加藤美蜂園本舗の【中国産純粋アカシアはちみつ】。
このはちみつは国産ではなく中国産で、加熱処理されているタイプです。
しかし、近所のスーパーで200g400円台で購入できるほど安価でした。さすがトップシェアの会社だけあって、価格設定が魅力的です。
粘度はさいき養蜂園のはちみつよりもやや高めでした。容器は液切れが抜群で、とても使いやすいです。
このはちみつを食べた感想ですが、爽やかな花の香りとアッサリとした口当たりはアカシアはちみつらしい特徴でした。しかし、さいき養蜂園のはちみつと比べると複雑味がなく、淡泊な味でした。
そのまま食べても美味しく、クセがないのでどんな料理にも合いそうです。ただ、少し物足りない印象を受けました。
容器に関しては、液切れが良く液垂れもほとんどない優秀な設計でした。
熊手のはちみつ「ハンガリー産アカシアはちみつ」の感想
次に紹介するのは、ネットモールでよく名前を見かけていた「熊手のはちみつ」というお店の【ハンガリー産アカシアはちみつ】。
楽天市場に出店している公式ショップに「お試しはちみつ食べ比べセット」というお得な商品があり、そのセットの中にハンガリー産の純粋アカシアはちみつが含まれていたので、購入してみました。
ちなみに、セットの残りの2つはカナダ産の純粋百花蜜はちみつとウクライナ産の純粋百花蜜はちみつでした。※百花蜜は複数の花から採れたはちみつのことを指します。
ハンガリーは世界に誇るはちみつ大国と言われており、外国産のアカシアはちみつはハンガリー産が多いイメージがあります。隣国のウクライナやルーマニアも養蜂が盛んなので、中東欧地域ではお家芸的な産業なのかもしれません。
熊手のはちみつのハンガリー産アカシアはちみつの粘度は、加藤美蜂園本舗のはちみつと同じくらいで、やや高めでした。
味もよく似ていて、風味が若干違う程度。
熊手のはちみつも非加熱ではないと思われるので、加熱されたはちみつはどれもアッサリしていてクセがないものの、味に奥行を与える複雑味も消し飛んでいる感じなのかもしれません。
カナダ産とウクライナ産のはちみつは、アカシアはちみつよりもマイルドでコクがある一般的なはちみつの味でしたが、香りは両方とも爽やかで高評価でした。個人的にはウクライナ産の方が好みです。
MYHONEY「非加熱ハンガリー産アカシアはちみつ」の感想
最後は、こちらもネットモールでよく名前を見かけていた「MYHONEY(マイハニー)」の【非加熱ハンガリー産アカシアはちみつ】。
MYHONEY(マイハニー)は天然・非加熱の「生はちみつ」専門店です。190種類のビタミン・ミネラル・酵素を含んだ生はちみつは、美味しさはもちろん美容と健康をはじめ、ライフスタイルの全てを彩ります。
白砂糖・乳製品・乳化剤・保存料・着色料・化学調味料・人工甘味料などを一切使わないMYHONEYの生はちみつ製品は、あなたのマイハニー(My honey=大切な人)のために、ひとつずつ丁寧に作られています。
MYHONEYのウェブサイトを見ただけで、ブランディングやマーケティングに力を入れている意識の高いお店だということがわかります。商品のパッケージもとてもオシャレです。
MYHONEYの運営会社の社長は東大出身で、株式投資業のITベンチャー勤務経験もあるそうです。このお店以外にも複数の株式会社やNPOなどに携わっているようです。
はちみつを無骨に売るのではなく、いずれは上場なども視野に入れているのかもしれません。
私はどちらかというと古臭いタイプの人間なので見た目よりも中身の方を重要視します。
いくらパッケージがオシャレでも味が悪ければリピートはないと思いながら味見してみると…
なかなか美味しい!
粘度はさいき養蜂園よりやや低いくらいで、ほのかな優しい香りとクセのない上品な味の中に、きちんと複雑味を感じました。
非加熱のはちみつには複雑な味わいが残るのかもしれません。
親指で簡単に開閉できて液だれしにくいキャップも好印象。私は使いたい時にサッと出したいせっかち人間なので、ワンタッチキャップは非常に助かります。
親指で簡単に開閉できて液だれしにくいキャップも好印象。
私は使いたい時にサッと出したいせっかち人間なので、ワンタッチキャップは非常に助かります。
また、2020年の全国はちみつ公正取引協議会と全日本はちみつ協同組合の調査によると、ハンガリー産のはちみつはグリホサートの検出率が0%だったそうです。
国産を含む他の産地のはちみつでグリホサートの検出率が高かったので、この結果には驚きました。
MYHONEYのアカシアはちみつは、ハンガリー大使館発行の証明書を取得しているため、混ぜ物や産地偽装がない点も安心です。(2018年時点ではMYHONEYのみ)
MYHONEYのアカシアはちみつは味が良く、パッケージもイケているので、安全性が高く良質で見た目もかわいくてオシャレなものを求めている意識の高い層におすすめです。
値段は500gで2300円くらいなので、さいき養蜂園の国産はちみつより少し安いくらいです。
外国産としては少し高いと感じますが、非加熱という部分とブランディング&マーケティング料が上乗せされているのかもしれません。
最後に
以上、最近ハマっている「夜はちみつで睡眠の質を向上させる作戦」とおすすめのはちみつについて書いてみました。
はちみつは適切な量を適切なタイミングで摂取すれば、夜はちみつの効果以外にも美容や健康に非常に効果的です。
2020年にはイギリスのオックスフォード大学が「はちみつは市販薬や抗生物質よりも風邪の治療に効果的」という論文を発表するほどです。
➡「ハチミツは市販薬や抗生物質よりも風邪に効く」との研究結果|Gigazine
はちみつにはいろいろな種類がありますが、今回紹介したアカシアはちみつはクセがないアッサリとした味わいが特徴で、GI値が低く血糖値を上げにくい性質も魅力的です。
アカシアはちみつも国産や外国産、加熱や非加熱などに分かれますが、個人的にはさいき養蜂園の非加熱国産アカシアはちみつが一番美味しかったです。次点はMYHONEYの非加熱ハンガリー産でした。
同じアカシアはちみつでも生産国や加熱の有無で味がかなり違うということがわかりました。
ただ、非加熱の国産ものは値段も高いので、いろいろな選択肢から自分に合うはちみつを選ぶのがおすすめです。
何事もバランスが大切ですね。
今回この記事を書くにあたって、さまざまな資料を見たりいろいろな商品を食べ比べたりしましたが、知らなかったことや味わったことのない味ばかりで、はちみつは本当に奥深いと感じました。
ここ数年、ネオニコチノイド系の農薬でミツバチが大量死したり群れが消滅したりしているそうですが、いつまでも安全で美味しいはちみつを食べられるよう、しっかり対応してほしいものです。
※1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると「乳児ボツリヌス症」にかかる危険性があるので、絶対に与えないようにしましょう!(ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません)
参考にさせていただいた記事・サイト